佐藤千鳥『こんこんとんとん』を読みました。

学生時代から長年同棲してた谷と大塚(両片思い)。ある日お酒の力を借りて、大塚から「オレとしてみる?」と誘ってみたらまさかのOK。しかし両方タチ希望。

お互いにタチを譲れない。セックスはなにも始まらない。でも両思いだと気づいてうれしい!というBL漫画です。

Kindle Unlimitedで読める漫画を手当たり次第探してたら見つけました。佐藤千鳥先生の作品は元々大好きだったのですが、相変わらず面白い。もう⋯もう⋯めちゃくちゃ良かったです!

コマ割りがかわいいのと、部屋のインテリアやキャラクターの服装もオシャレなので、隅々まで読み込んでしまう。

表紙からも、谷はファンシーでかわいいモノ(モフモフのぬいぐるみなど)が好きだと分かる。

でも特にそれに触れられることはなく当たり前に“存在し、同居”している。大塚はそれをバカにすることはない。

相手の好きなモノやコトを尊重する人だということが読み取れる。

二人の挨拶「いってら」「いってき」も、長年連れ添ったからこそだろう。

谷はそんな大塚との生活に居心地の良さを感じている。

だからこそ、自分の母親に「(ずっと同棲してたら)大塚くんに迷惑じゃないか?」「いつ結婚するの?」「現実逃避」と言われた時に、怒りと不安が爆発したんだろうなと思う。

現実逃避って何?オレは現実を生きてるじゃん

谷の心の中の声に首が攣りそうになるくらい頷いた。

改めて同性婚の法制化を願った。

お互いが関係を続けるために努力し、言葉にする姿に力をもらえました。あとかわいいやりとりを見せてくださってありがとうという気持ち。

これからも健やかにお過ごしください(誰?)。