映画『雄獅少年/ライオン少年』を観ました。

あらすじ

片田舎で出稼ぎをしている父母の帰りを待つ貧しい少年チュンは、ある日、華麗な獅子舞バトルで屈強な男を倒した、同じ名前の少女チュンから、獅子頭を譲り受けた。チュンは、ちょっぴり情けない仲間のマオやワン公と獅子舞バトル全国大会を目指すことを決意する。飲んだくれの元獅子舞選手チアンを口説き落として師匠に迎え、その妻アジェンの励ましを受け、特訓の日々を送る。しかし、大会目前でチュンの父が病に倒れてしまう。一家を支えるためにはチュンが出稼ぎに行くしかない。大都市での労働は夢を追う時間もないほどに過酷だった。疲れ果てたチュンの前に、あの少女が再び現れた――。

公式HPより引用 https://gaga.ne.jp/lionshonen/

中国の辺鄙な農村地域、都会の高層ビル、屋上から見える朝焼け、そこにはいつも獅子舞がいた。

貧困家庭で生まれたチュンは、“強者”に踏み躙られる日々に怯えて過ごしていた。両親は出稼ぎに行っており、身近にいない。自分も何か力になれたらと日々思っていた。

変わりたい自分を奮い立たせてくれたのが強い獅子舞であり、師匠との出会いでもあり、友人との協力であった。

この成長物語は過酷で、“現実”に目を背けたくもなるだろう。持つ者と持たざる者、初めからスタートラインが違う。

それでも、前へ進もうとする姿に心が震えました。

最後のシーンで、壊れた獅子舞の隙間から顔を見せたチュンが忘れられない。獅子舞のガワを被っているだけじゃない。彼こそが強い獅子舞だと思わせてくれる表情だった。

太鼓の音とオーディエンスの手拍子が今も耳に残っている。(実生活で水道の蛇口から水が滴る音や、洗濯機が回る音が太鼓の音に聞こえるくらいには…)

はー⋯‼︎‼︎映画館で観たかった‼︎‼︎大音量で太鼓の音を聞きたかった‼︎

すべての映像が実写と見紛うほどのアニメーションでした。それくらい素晴らしかった。獅子舞の俊敏な踊りと瞼を閉じる動きに驚かされたわたしは、YouTubeで実際の獅子舞の映像を観たのですが、本当に人間が演じてるんですか⁉︎この獅子舞を⁉︎と声を上げてしまうくらい、感動しました。一度でいいから生の獅子舞を見てみたいです。

間違いなく、今年観た映画ベストにランクインしました。