宮川健郎『物語もっと深読み教室』を読んだ

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784005007394

国語の授業で様々な作品に触れ、大人になった今でもいろんな本を読んでいるつもりだったが、もしかすると表面上しか見えていない/理解できていなかったかもしれないと気付きました。
※この気付きは嬉しいほうのやつです。
岩波ジュニア新書なので物語を深読みするための基礎知識が書かれているのですが、やっぱり何事も基礎が大事ですね。

「物語」の読み方には二通りあるのではないかと思っています。「何が書かれているかと考えながら読むことと、「どのように書かれているか」と考えながら読むことです。
「何が書かれているか」は、「物語」の内容や主題を読むこと。それに対して、「どのように書かれているかは、「物語」の表現や構造を読むことですね。(P56〜57)

この二つは一体になっているが、どちらを強く意識するかによって読み方は違ってくるそうです。面白〜い!
これを考えたとき、わたしの場合は物語内における社会情勢や身分、ジェンダー表象に重点を置いて読んでるかもな〜と思いました。

他にも語り手と作者の関係性や児童文学とファンタジーなど…わたしが気になっていたカテゴリーについて解説されていたので視野が広がりました。

そして読むことと書くことは繋がっており、「どんな文章でも、書かれたものは、現実への批評をふくんでいる(P205)」のだそう。

タイトル通り、物語をもっと深読みしたいと感じさせてくれる本でした。

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