『ユリイカ2021年1月号 特集=ぬいぐるみの世界』をKindleで読みました。

http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3517

ぬいぐるみの存在は言語と規範から逃れること、ぬいぐるみを身に纏うことで自分を主張すること、アニメやドラマなどの映像作品・漫画や小説に登場するぬいぐるみに込められたストーリーを想像すること etc…

様々な視点から語られる「ぬいぐるみ」という存在についての言葉はどれも新鮮で、面白かった。

一番こころに残ったのは『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の著者である大前粟生さんの言葉と、

新井素子さんへのインタビューである。

私は子どもの頃と比べれば、ぬいぐるみとしゃべることは無くなった。どちらかといえば、猫に向かってしゃべることが多くなった。でも仕事からクタクタで帰ってきたときは「疲れた〜」と言いながら少しだけぬいぐるみを抱きしめることはある。そのときにぬいぐるみの目を見つめると、何かを言っているように見えるのだ。私を慰めるような目をしながら、何かを。

でもその“何か”をこちら側が定義するのは暴力的ではないのか?と思って、結局すぐに目を逸らしてしまう。私とぬいぐるみの関係はそんな感じだ。だからこのお二人の言葉がよりいっそう心に響いたのかもしれない。

なぜ人はぬいぐるみを愛すのか。あなたにとってぬいぐるみとはどのような存在なのか。

私の場合、ぬいぐるみを愛するとまではいかないけれど、でもできればあなたの好きな距離感でこれからの私も見守っていてくれたら嬉しいなとは思っている。

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